Natsume's Blog

日々思ったこと、感じたこと、徒然なるままに。 人生最後は笑ったもの勝ち。

 

 

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2006
08/27
モンゴル旅行記-4
色んな足跡

「車 動物 ヒト 色んな足跡」


8/8(火)

初めての寝台列車、深夜まではかなりの暑さの電車。
結局あまり眠れず朝を迎える。

16時半に電車に乗って、到着は7時10分。
14時間40分電車に乗り、目的地の街・ザミウンデへと到着。
中国との国境に最も近いこの街は、中国から仕入れてきた荷物をつんだりと、朝から駅は騒がしい。
駅は近代的な綺麗な駅。
ザミウンデ ザミウンデ2

私たちは、車に乗り、朝食場所のツーリストキャンプに向かう。
車はロシア製の、いわゆるオフロード用の車。
ロシア車

なんか失礼だが、ロシア製というだけで、少々不安になる。
これに乗り、おおよそ10分。駅から一番近いツーリストキャンプへと到着。
朝食をとる。

たった駅から10分ほどなのに、すでにアスファルトの道なんてない。
道

朝食後、出発。
まずは中国との国境地点を目指す。
走行中、車が突然止まる。故障か?と思ったらガス欠。
近くのガソリンスタンドまでなんとか戻って、ガソリンを入れる。よくあることみたいで、テキパキしていた。
基本的にモンゴルの人は、車が故障しても自分たちで修理をする。
「ロシア製の車は単純で、パーツも街で売ってるので自分たちでできる」とのこと。
逆に日本製の車は複雑で、パーツも売っていないので修理が自分たちではできないと言っていた。
ロシア製でいいんだか、悪いんだか複雑な気分。

車は中国への国境へと近づく。警備が厳しくなってきた。
各手続きをした後、警備員が一人車に乗り込んで、国境地点へとたどり着く。

そしてこれが国境にある国境塔。
国境塔

警備員も当然居る。警備員がいる黄色い部分、あそこが中国とモンゴルの境になる。
男性が中国側、女性がモンゴル側となる。
モンゴルと中国の境

島国日本では考えられない陸の「国境」
ここにちょっとでも近づこうとすれば、ものすごい剣幕で怒られる。

すぐ隣には線路。中国の駅も見える。
どこまでもまっすぐな線路。
線路 まっすぐ

電車も通っていた。
列車

国境塔を後にし、車はここから過酷な道となる。
オフロードの道をひたすら走るのだ。当然舗装された道などなく、ガタガタの道を走る。

一応「ゴビ草原」とはいうものの、実際は草原というほど草はなく、まさに「ゴビ砂漠」に近い。
車内はエアコンなんてない。砂漠に近くかなり暑いため、窓を開ける。
電車以上の砂が車内に入ってくる。

砂漠と青空 あとは何もない。
砂漠と空

遠くに走っている車が見える。
遠くに車

たまーに動物を見る。それ以外、本当に何もない。
揺れる車内、それ以上にかなりの暑さの車内。寝不足の体。体力がものすごい勢いで消耗していく。

休憩を挟みながら、3時間後、ようやく目的地のツーリストキャンプへと到着する。
白いゲルが見えたとき、ほっとしたのを覚えている。
ツーリストキャンプ

さすがに全員よれよれ。
特に暑さに弱い私はフラフラだった。ここで昼食を食べるも、ほとんど喉を通らない状態だった。

暑い・・・・。
湿度の低い暑さはスペインでも同じような暑さを体験している。あの時は42度だった。
あの時は全然平気だった。むしろ暑さが心地よかった。
「何度ぐらいですか?」と聞くと「35度ぐらいじゃないか」といわれる。
この気温なら日本でもよくある気温だ。むしろ、湿度の高い日本の方が辛いはず。

なのに、なんでこんなに辛いのか。
それは「日陰」がまったくないからだ。
砂と空。それのみ。当然建物なんてない。日陰がない。
後から聞いた話では、この日は特別暑かったとのこと。ガイドさんも暑さで参ってた。
普段はもう少し涼しいらしいが、この日はまさに灼熱だった。

昼食後、ゲルで少し休憩時間。
ゲルの中は少しは涼しい。
休憩すると体調が少し良くなった。

これからラクダに乗る。楽しみにしていた一つだ。
なんともかわいらしいフタコブラクダ。
ラクダのコブの部分は脂肪でできているため、そこで太っている・痩せているがわかる。
らくだ

ほとんどのラクダがコブが横に垂れてしまっていた。痩せてしまっているらしい。なんだかかわいそう。

それでもラクダはとても楽しかった。
砂漠の中を30分。温厚な、おとなしいラクダはゆっくりゆっくり進む。
3メートル近くの高さのため、かなりの灼熱。とにかく暑かったけれど、それ以上に楽しかった。
ラクダと砂漠

ラクダの顔って、なぁんだかかわいい。馬も一緒でした。
顔がかわいい

ちなみにこれに乗っているとき、気分的にものすごく
それではここでクエッションです!」って言いたかった。

気分はミステリーハンターなのでした。

ゲルに戻り、休憩。
私は暑さでバテバテだったので、日本に居る友人に手紙を書いたり、少し横になっていたり。
一緒に行った友人は暑さに強く元気だったので、隣の山までお散歩しにいってた。

私は少し休憩して、外に出る。友人を追おうかと思ったが、暑さで断念。
おまけにハエが多くて段々ムカムカしてくる。暑さで心が狭くなってきた・・・。

ゲルの周りを軽くお散歩していると、ラクダを引っ張ってくれた女の子がいた。
私を発見すると、ちょっと照れている。
「一緒にお話しよ!」私から話かけた。言葉はわからないから、笑顔でおいでおいで、と。
異文化交流してみたかった。旅の目的の一つでもあった。
だけど、言葉はまったくわからない。

旅行会社から配ってくれた「旅の指さし会話張」を出す。
これは日本語、モンゴル語、そして絵が描かれている簡単な辞書みたいなもので、これを指差しながら会話ができるという優れもの。

名前は?何歳?家族は?
指さし会話張を使いながら交流を始める。
彼女は13歳だった。もう少し下の年に見えた。モンゴルは逆に20歳を超える人は、もう少し年上に見える。
この年で親の仕事を手伝っている。えらいなぁと関心。
でも「えらいね」という会話が載っていなかったので、「かわいいね」を指差す。確かにかわいい子だった。
とっても照れながら「バイラルラ」(ありがとう)
彼女の家族も交えて指差し会話張で予想以上に色々話ができた。

最後は私のデジカメで遊びながらお互いを撮りあった。
マンレちゃん
マンレちゃん、元気かな。今日も笑ってる?とっても明るい、ちょっと照れ屋な子だったね。
真っ黒に焼けて、今日もラクダを引っ張ったりと、お母さんの手伝いをしてるのだろうか。

すごくすごく貴重な体験だった。
もし私が元気だったら、隣の山まで砂丘を見に行って、こんな交流はできなかっただろう。
交流したのは私だけだった。
会話張に色々書き込んだ。私の名前も説明した。上手に発音してくれた。

彼女はモンゴルの言葉で色々書き込んでくれた。当然読めないので、後日ガイドの人に聞いた。
最後に、こう書いてくれたようだ。

「私の写真、送ってね」

なんだか嬉しかった。
旅行会社に送れば届くとのこと。

きっと送るよ。
沢山書き込まれた「旅の指さし会話張」はモンゴル旅行の大事な思い出の一冊になった。

ツーリストキャンプを後にし、5分ほど車に乗ってツァガンハド駅に向かう。
今日もここから寝台列車に乗り、ウランバートルへ戻る。

めっちゃ辛い。
相変わらず暑い。

線路以外に何もない。
体がだるい。荷物が重い。日差しが強い。

線路横をとぼとぼ歩く。
なんせ停止位置がわからないので「この辺」というところで電車を待つ。

10分ほど遅れて電車がやってくる。
しかし停止位置がわからないので、当然待っていたところとは、ずれている。
列車の停止時間は2分。列車が止まりそうになったら、「あそこらへんだー!!」とばかりに、全速力で車両まで走る。

弱った体になんて仕打ちを!!!(泣)

ヘロヘロになりながら、走る。なんとか電車に乗る。
そして車内はもっと暑い。

か、勘弁してくれぇ!!!

とりあえず、着替えて、コンタクトを外して、シーツを引いて、横になる。
水を飲む気力もない。飲んでも飲んでも汗で流れる。
今思うと、脱水症状だったのだろうと思う。確かに人より汗をかくのに、人より水を飲んでいなかった。

とにかく暑さが引けばなんとかなるのに、相変わらず暑い。
もう砂は気にならない。それ以上に体がダメージを受けていた。
横になっても、暑さと疲れで眠れない。首の付近が汗でぐっしょりしていた。

それでも9時前、夕日の時間になった。よろよろ廊下に出てみるとすごく綺麗に空が染まっている。
わずか5センチぐらいしか開かない部屋の窓をこじ開けて、腕とカメラを出して、夕日を映す。
苦労して撮った一枚は、感動も大きい。
いい写真が撮れた。思い出の一枚。
夕日 夕日と列車

夜、途中駅で降りて水を買う。
10歳ぐらいの男の子が、全速力で走ってきて水を売りに来る。
1.5リットルの水を2本、両手にかかえて、何度も何度も往復してくれる。
本数聞いて、ちょっとまってて、と言われて、水を持ってきてもらって、お釣りを持ってきて、と水を買うのに3往復ぐらいしていた。
少し、切なくなった。1.5リットルで60円ぐらいだった。

水はよく冷えていた。まだ少し凍っていた。
冷えた水は生き返るようだった。
出されたお弁当はほとんど食べれなかったけれど、水の冷たさが嬉しかった。
ああ、生き返る・・・・

行きにあまり眠れなかった寝台列車は、冷たい水を飲めた後、途中で何度か起きるも、あまりの疲労のせいか、熟睡できた。
暑さは深夜にようやくおさまり、早朝は寒いぐらいだった。
とにかく気温の差が激しい。

少年から買った1.5リットルの水は半分ぐらい飲んだ。
それでもトイレは電車に乗ったとき一回、降りる前に一回と、15時間近くでわずか2回しか行かなかった。
完全に水分不足だったようだ。

しかしこの水は、ツアー客全員に「冷たくて嬉しい!」と幸せを与え
後の工程に大打撃を与えるとんでもない代物だった。

涼しいと思っていたモンゴル。
予想に反して暑い暑い、一日だった。
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