Natsume's Blog

日々思ったこと、感じたこと、徒然なるままに。 人生最後は笑ったもの勝ち。

 

 

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2006
09/04
モンゴル旅行記-6
何もない

「何もかもが 吸い込まれる」


8/10(木)

朝起床して体調を確認。
相変わらず痛みに波はあるけど、腹痛は胃痛に変化していった。
昨日よりはマシになったかな・・・。まだ下痢は続いている様子。

ホテルの朝食をとる。
そういえば今日は日本から小泉首相が来る日で、朝からテレビはこのニュースをやっていた。

集合まで時間があったので、ウランバートルをお散歩する。
今日は初日とは違うホテルなので、街並みも違ってお散歩も楽しい。

モンゴルは文字はロシアと同じキリル文字。
タイやカンボジアと比べればまだローマ字に近いけど、全く何が書いてあるかわからない。
ウランバートルの街並み

軽くお散歩をしてホテルに帰ろうとしたら、見事道を間違えてしまった。
「多分道は繋がってるよね」ということで、ホテルの近くのゲル集落の中をショートカットして行ったら、見事に近道できた。

この道、ちょっと古き良き、という場所だった。田舎の道に似ているなぁと思った。
道を間違えたけど、結果ちょっと素敵な風景に出会えてよかった。
ゲル集落

ホテルに戻り、集合時間にはちゃんと間に合って、今朝の会話も「体調どう?」
私が腹痛から胃痛に変わった話とすると、何人かも同意。
そして他の二人は「夜中にもどした」とのこと。かなり体調が悪そうで、かわいそうだった。
私はもどしてないだけマシかな・・・なんて思う。
このあたりから、おそらく寝台列車の途中駅で買った水にあたったのではないか、という話になった。
小さな男の子が走りながら売りに来た姿はとてもけなげだったけど、その水でほぼ全員がやられたんだから、なんとも複雑。
おまけに、あの暑さで全員体力が消耗しているなかで、冷えた水を一気に飲んだのも悪かったのかもしれない。
現に唯一体調が大丈夫な人は、あの水はかなりセーブして飲んだ、とのことだった。

バスに乗り、ウランバートルを後にする。
今日は60キロ離れたツーリストキャンプへ向かう。
「20キロが舗装された道、40キロは舗装されていない道です」なんて言われ、ゴビのオフロードの道を思い出したけど「そこまで悪い道じゃないです」と言われて、少しホッとする。

舗装されたとはいえ、がたがた相変わらず揺れる。
ウランバートルから少し離れただけで、あっという間に草原と動物の景色になる。
動物は車には全く驚かない。車と動物は1メートルぐらいしか離れていないのに、驚くわけでもなく黙々と草を食べていたりする。
たまに道をふさがれる。クラクションを鳴らすと、のろのろ道をあけてくれる。全く驚かない。

日本じゃ、ありえないなぁ・・・。

草原の景色を窓から眺めながら、頭の中で曲がまわる。

まわるよ まわる 地球はまわる 何もなかった頃から同じように・・・・
と、樋口了一さんの「1/6の夢旅人2002」が。

この景色にこの曲合うなぁ~とぐるぐる頭の中でエンドレス。旅してるからかなぁ。

途中、本当の遊牧民のゲルにお邪魔する。
実際に生活しているゲルに入るのは初めて。
一番奥には必ず祭壇があり、中では馬乳を暖めていた。ヨーグルトを作っていたりもした。
牛の皮で作ったフルルと呼ばれる袋もあり、中に馬乳酒を入れて発酵させ、て馬乳酒にするらしい。
遊牧民ゲルの中 牛の袋 中央部分

ここで馬乳酒を飲む。その名の通り、馬の乳を発酵させたお酒。
飲んでみると、意外とおいしい。すっぱくて、ヨーグルトのお酒のような感じだった。
また、馬の乳のチーズも食べさせてもらったけど、これはものすごく硬く、全く砂糖を加えていないものだったので、かなりすっぱい!!味もイマイチ。
しかしこれは冬の大事な保存食になるらしい。砂糖を加えたものもあった。

ちょうどモンゴルでも夏休み時期だったので、普段はウランバートルの学校に行ってる子供たちが両親を手伝うために、ゲルでしばらく生活をしているところだった。
モンゴルの子供たちは、夏休みのほとんどをこうして過ごしているそうだ。

馬の乳を搾る時間でもあったので、見させてもらうことに。
男性が子馬を連れて、母馬の乳を吸わせ、出やすくなったところで子馬を離して、乳搾りをするそうだ。
男性の役目 女性の役目

しかし、何もないなぁ。ゲルと馬だけ。すごいや。
遊牧民の外 草原だけだなぁ 何もない外

近くでフェルト作りをしていた。
羊の毛を刈って、それを敷き詰めて、圧縮して、フェルトになるそうだ。
フェルト作り
このフェルトは冬はゲルの上にかけたり、中で敷いたりと、大変保温性に優れている。
フェルトのスリッパなど、ウランバートルではフェルト製品をよく見た。

遊牧民訪問を終え、ツーリストキャンプに向かう。
しばらくすると、ツーリストキャンプのゲルが見え、到着。

到着すると、スタッフの方が出迎えてくれた。
歓迎に絞りたてのミルクをどうぞと言われて、牛乳嫌いの私は苦笑。
一応飲んでみると、臭みがなくて、甘いミルクだった。これなら飲める。

ゲルは女性4人で泊まることに。
予想以上にちゃんとしたゲルで、中も細かいところもしっかりしているゲルだった。

ゲルは全部で10ほどあり、食事用のゲルや、風呂用のゲル、みんなが集まるバーゲルなどがあり、予想以上にしっかりしたツーリストキャンプだった。
ゲルの外 ゲルの天井 泊まるゲルの中

昼食も美味しくいただき、しばらく休憩。
おなかの痛みも減ってきて、体調もだいぶよくなってきた。

外に出てみた。
ゲル以外には、ここは草原しかない。電線もない。
草原の中にぽつんと一人。
草原にたたずむ私

ストレスフリー。完全なフリー。
外2 外3

草原は風が強かった。
大声で何か言っても、全て風に消えた。

大声で叫んだ。風に消えた。
大声で頭の中をグルグルまわっていた「1/6の夢旅人2002」を歌った。
他にも色々歌ってみた。

消えた。

全て風に消えた。


目を閉じる。
風の音だけ。草原の草が動く。
たまに、遠くに動物の鳴く声。

ストレスが、全部流れた。

モンゴルだ、今私はまさにモンゴルに居るんだ。そう感じた瞬間だった。


ゲルに戻り、乗馬の準備をする。
初めての乗馬はとても楽しみ、ちょっと不安。

ヘルメットをかぶって、チャプスと呼ばれる足を保護するものをつけ、お尻が痛くなるという事前の注意から、お尻にタオルを挟んで、万全の体制。
注意事項などを聞いて、さっそく乗ってみる。もちろん一人で乗る。
私は完全な初心者なので、おそらく一番おとなしい馬に乗せてもらった。
モンゴルの馬は日本の馬より一回り小さい。けど、乗ってみるとそれなりの高さ。でも恐怖心はなかった。

私が乗った馬。かわいい顔してる。一緒に映ってるのは遊牧民のお父さん。
私が乗った馬

乗ると、うわ、乗ってるー!すごいなー!と感激。
しかし、あまりにおとなしい馬で、「進め」の合図でおなかを強く蹴るのだが、どんなに蹴っても進んでくれない。
見かねたモンゴル人のスタッフの人が一緒に行ってくれることになった。
ホラこい!とスタッフが引っ張ると進んだ。
モンゴル人の言うことは聞く馬・・・なんだか切ない。

ようやく馬がパカパカ歩く。面白い!気持ちいい!
周りは草原だけ。たまに違う動物がいる。

柵のない乗馬。
柵のない乗馬

日本では決して体験できない。すごい開放感だった。

今日の乗馬は3時間弱。
乗馬は並足、早足、駆け足とあるが、今日は早足まで。
一番早いのは当然駆け足だが、一番上に乗ってる人に負担がかかるのは早足。
内臓がかなり揺れるので、少し早足しだけで、かなり体力を消耗した。
乗馬は、馬が走った分だけ、人間も同じように体力を消耗するらしい。

かなり楽しい乗馬だった。
こんなに楽しいとは思わなかった。

ゲルに戻り、シャワーを浴びる。シャワーゲルは一つしかないので順番。よって急いで浴びる。
ここは電気は当然きてないので、自家発電。大きな発電カーで水を温めて温水を作る。
そしてシャワーゲルの中はというと、足踏み式のポンプがあり、踏むことによってシャワーが流れてくるもの。
左右に踏みながら、運動しながらシャワーを浴びる。

面白いなぁ。よくできてるなぁ。と思う。
乗馬で十分運動したのに、まさかシャワーでもかなりの運動を強いられるとは思わなかった。

おなかの調子はまだ胃が痛んでいる。下痢は少しだけよくなった。
夕飯もそこそこする。
夕飯が終わるとちょうど夕日の時間。
電車の中で見た夕日とはまた違う感じ。すごく綺麗。幻想的。
夕日
夕日とは逆の方はこんな感じ。
夕日逆方面

日が落ち、バーゲルへと行ってみる。
他のツアーの人たちがすでに居て、話などをした。
旅行会社の人と、結構話をした。
昨日撮影隊がいた「蒼き狼」の話をすると、映画の企画から色々日本で揉めてウラ話があったようで、面白かった。
また馬乳酒を飲んだ。美味しかった。

バーゲルで色々話をし、深夜0時に終了。
外に出てみると、上着を着ていてもかなり寒い。
そして星空。だた月が満月に近かったため、いつもの星空より全然星が少ないらしい。
それでも関東の星空より全然多くて綺麗。2月に行った福島の星空を思い出した。

当然、街灯なんてない。
でも月明かりだけで、自分の影が見れる。
月明かりだけで、50mぐらい離れたトイレに行けた。

月って明るいんだな・・・初めて気づいた気がする。
夜に自分の影なんて、街灯でしか見たことがなかった。

深夜に一度起きて星空を見に行ったが、雲が出てしまってあまり見れなかった。
夜は風がすごかった。寒かった。3日前までは暑くて眠れなかったぐらいなのに。
暑かったり寒かったり、色々だな。そう思ってゲルに戻る。ゲルの中は快適だった。

明日は一日中乗馬をする。
すごく楽しみ。私は今、まさに草原の中で寝るんだ。

おやすみなさい。
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